更新日:令和4年10月5日
1988年 16ミリフィルム 26分
石川啄木、本名、石川一は明治19年の春、岩手県南岩手郡日戸村常光寺に生まれた。
学生時代から文学を志し、渋民村では小学校の代用教員、北海道に移り住んでからは編集者として働き、そのかたわらで自身の生活に根ざした短歌を残した。死後刊行された歌集『悲しき玩具』は処女歌集『一握の砂』とともに日本人の生活感情を最もふさわしい言葉と形式で歌った作品として、大正以後の歌壇に大きい影響を与えた。
啄木は短歌だけでなく詩、小説、評論、そして日記を残しているが、この作品では短歌を中心としてその生涯と作品を紹介している。