更新日:平成26年6月17日/掲載日:平成26年5月13日
日本のスポーツの歴史は、「古事記」「日本書紀」に記される神話の時代から行われていた相撲や、奈良時代の貴族の間で行われた、鷹狩(たかがり)・競馬(くらべうま)・蹴鞠(けまり)などに遡ることができます。その後、武士の台頭とともに、剣術・弓術・柔術などの武術が隆盛を極め、泰平の世を迎えた江戸時代には、心身を鍛える手段・武士の素養として重視されました。
明治時代に入ると、欧米のスポーツが続々と導入され、やがて一般に普及していきました。岩手でもさまざまなスポーツが行われ、野球の久慈次郎や柔道の三船久蔵など多くの人材を輩出しています。近年も野球をはじめ各競技で、岩手ゆかりの選手の活躍が目立っており、きたる平成28年には岩手国体の開催を控え、より一層のスポーツ振興が期待されています。
本展では、岩手ゆかりの選手やチームが活躍した各種スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・柔道・相撲)を取り上げ、競技の歴史や歴史的名選手を所蔵資料でたどります。併せて現在活躍中の、県内のプロスポーツチームや選手を紹介します。これまでスポーツ界を盛り上げてきた先人たちの業績に触れていただき、今後のさらなるスポーツ振興の一助となれば幸いです。
平成28年に「第71回 国民体育大会・第16回 全国障害者スポーツ大会」が岩手県内各地で開催されます。大会の詳細は、「第71回 国民体育大会・第16回 全国障害者スポーツ大会」公式ホームページをご覧ください。