更新日:平成28年4月16日/掲載日:平成28年1月18日
岩手県沿岸をはじめ各地に甚大な被害をもたらした、平成23年(2011)3月11日の東日本大震災から5年の月日が流れました。復興への歩みは、長い道のりの途上にありますが、一歩一歩着実に進められています。
当館では、地域を支える情報拠点として、東日本大震災の被害状況・救援活動・復興などに関する資料を後世に引き継ぐため、収集・保存するとともに、その資料を公開して、災害復興や防災対策に役立てていただくことを目指し、同年10月に「震災関連資料コーナー」を設置しました。
本展では、この「震災関連資料コーナー」の概要と主な資料を紹介します。併せて豊かな自然の恩恵を受け、時にその過酷さに翻弄されながらも、海とともに生きてきた岩手県沿岸の人々の歩みを、所蔵古文書と近代の津波災害に関する資料でたどります。震災の記憶を後世に引き継ぐことの大切さを再認識するとともに、防災意識向上の一助となれば幸いです。
企画展「5年目の3.11~震災関連資料コーナーの資料から~」を担当者が解説します。時間までに、アイーナ4階 岩手県立図書館 企画展示コーナーまでお集まりください。
「証言記録 東日本大震災 第10回 岩手県宮古市~三陸鉄道を襲った大津波~」(43分)