更新日:平成29年1月25日/掲載日:平成28年11月14日
人類と最も付き合いの長い動物とされる犬。少なくとも一万年以上前から人との交流が始まったと考えられ、今もなお人にとって身近なパートナーです。本展では、三つの章で様々な角度から、犬と人との関わりを紹介します。
第一章は「犬と人とのはじまり」。時代は縄文時代にさかのぼり、犬と人との出会いから、歴史の中の歩みをたどります。併せて信仰や畏怖の対象としての犬についても取り上げます。
第二章は「犬の郷土史」。江戸幕府第五代将軍・徳川綱吉によって出された「生類憐みの令」。動物の殺生を厳しく禁止した法令ですが、江戸から遠く離れた盛岡藩においてはどれほどの影響があったのでしょうか。郷土をテーマにしたこの章では、幻の犬「岩手犬」にも迫ります。
第三章は「犬と生きる」。現代において、人間に必要とされ活躍する犬たちがいる一方で、必要とされず失われる命があります。はかない命に目を向けながら、犬と人とのつながりを見つめていきます。