更新日:平成30年5月22日/掲載日:平成29年10月22日
明治24年(1891)、エジソンが「動く写真」装置(キネトスコープ)を発明して以来、映像は出来事の記録や宣伝・広報の手段として、また、娯楽や芸術表現のための媒体として用いられるようになり、私たちの社会に深く根付いています。
記録・広報のために制作された映像の一つに、岩手県が制作した「県政映画」があります。昭和45年(1970)の岩手国体や東北新幹線開業当時の様子など、その時世に見る地域の生活・産業・文化などが記録されており、時代を超えてもなお、私たちは当時の様子を鮮明に見ることができます。
当館は「県政映画」のほかにも、山林入会権をめぐる小繋事件の記録、平泉の文化遺産の復元映像、久慈市を舞台としたドラマ「あまちゃん」など、岩手県に関する様々な映像資料を収集・保存しています。
本展では、当館が所蔵する映像資料を中心に、岩手の懐かしい風景や出来事、文化などを紹介します。映像に残された一つ一つの場面から故郷の来し方を見つめるとともに、これからの岩手について考える機会となれば幸いです。
岩手県立図書館が昭和52年度から隔年で実施している盛岡市内の定点撮影事業。
この事業で撮影した写真を展示し、盛岡市内の風景の移り変わりをご紹介します。