現在位置: トップページ > 児童コーナー催し物ヒント集 > ファイルNo.2「ふしぎがいっぱい~目のさっかく~」
更新日:平成25年3月31日
夏休みの工作や自由研究の一助となるような催事を実施し、科学および科学読み物への関心を促すことにより、図書館の利用促進につなげたいという目的で企画しました。
子どもたちに人気のトリックアート(だまし絵)に注目。このテーマの本はおもしろい本が多いのですが、少し古くて棚に埋もれてしまっていたり、書庫にしまっていたりしていました。普段あまり触れられない本を紹介するとともに、新しい本の紹介にもつながります。プログラムの中に工作を取り入れたので、自由研究、工作のどちらにも対応可。さらに、低学年、高学年の工作の内容を変えました。工作があるので、定員を各10名としました。
ポスターとチラシを作成し、イベント当日の1ヶ月ほど前から告知を始めました。ポスターは近隣の小学校にも配布しています。受付は3週間前からとしました。
それぞれ所蔵資料等を参考に下準備。
写真1「なんでも吸引四方向すべりだい」
ボールをころがすと…あら不思議!?
写真2「ソーマトロープ」
わりばしをくるくるまわすとどうなるかな?
写真3「エイムズの部屋」
のぞきまどからのぞいてみると…わあ、びっくり!?
実際に錯視(さくし)を体験した後に工作を作りましたが、参加してくれた子どもたちの反応もよく、真剣に取り組んでくれました。「錯視」という言葉は子どもたちにあまりなじみのない言葉ですが、会場に展示していた本も多数貸出しされたことから、関心を高めてもらうことができたと思います。全体的に子どもたちが楽しんでいる様子が窺えました。工作も、みんな思い思いに工夫しながら頑張って作っていました。
前後半で対象学年を分けたため、子ども達の反応など低学年高学年の違いを感じることができたイベントとなりました。
後半の高学年向けでは、自由研究という面も強くだしたかったので、低学年より説明や実験の時間を少し多めにしたプログラムにしたのですが、みんな部屋の模様の絵を描くのにこりはじめてしまい、思った以上に時間がかかり時間オーバーしてしまいました。カッターを使用する部分はあらかじめこちらで準備したので、工作自体はむずかしくなかったのですが、高学年になるほど作品へのこだわりがでてくるようなので、年齢関係なく工作をプログラムに入れる際は、考えた時間より少し多めにとらなければならないようです。