現在位置: トップページ > 児童コーナー催し物ヒント集 > ファイルNo.8「なつやすみ!てづくりかがく教室~みんなでカメラをつくろう!~」
更新日:平成26年5月30日
子どもたちの夏休みの自由研究の一助となるような催しを実施し、科学および科学読み物への関心を促すことにより図書館の利用促進につなげることを目的に行いました。3年目となる今回は、「機械の仕組み」と「身体の仕組み」のふたつを組み合わせて一緒に学べるものと考え、「てづくりカメラ」を取り上げました。また、幅広い年齢の児童に参加していただくため、午前の部は1~3年生向け、午後の部は4~6年生向けで、2回開催することにしました。
工作に使うカメラの材料(ルーペとトレーシングペーパー)を人数分用意。カメラを首から下げるための紐と好みで使う飾り付けのシールなどは、他のイベントで使ったものを活用。画用紙は刃物を使用する部分を減らすために事前にカットしておきました。そして、カメラと目の仕組みを解説するために必要な図を模造紙と配布用用紙で用意。
問題は、実験で必要な暗室の用意でした。会場となるおはなし室の壁の一面はガラス張りで外光が入りカーテンレールがありません。しかも、当館には暗幕の備品がありませんでした。そこで、県内の学校のご協力により暗幕を借用。苦戦しながらガムテープ貼りで何とか当日には暗室を確保することができました。
広報活動は、ホームページへ情報を掲載し、館内にてポスターの掲示とチラシの配布、併せて、報道機関、情報誌に掲載依頼などを行いました。その結果、カウンターや電話での問い合わせも良好で、募集開始初日から申し込みが多く、1~3年生向けは3日程で、4~6年生向けは2週間程で定員に達しました。その後も申込みが続き、テーマに関心を持ってもらえたようでした。
広報用ポスター
おはなし室を暗室にして部屋全体をカメラに見立てて子どもたちに中に入っていただき、カメラの中の仕組みを体験するという実験では、暗幕が機能して無事子どもたちに体験してもらうことが出来ました。
カメラと目のしくみの解説についてはちょっと難しいところもあるかもしれないと思いましたが、子どもたちは、思っていた以上に集中して真剣に話を聞いてくれました。
カメラの工作では、器用な子、丁寧な子、独自の工夫を始める子、多様な個性がうかがえました。時間をかけて作業をする子もいましたが、段階を踏んで進行させたので、最後には全員で完成させることが出来ました。
完成後には、自分たちが作ったカメラを実際に使って撮影会を用意し楽しみました。
イベント終了後、科学教室終了後にカメラの工作にもっと工夫をするにはどうしたら良いかなど質問してくれる熱心な子もいました
① まずは部屋をカメラに見立てて実験開始です。
② なんと小さな穴を通して隣の部屋が映りました!
③ カメラと目の仕組みについて学びます。
④ 講義中もみんな集中して耳を傾けます。
⑤ 工作はみんな真剣そのもの!
⑥ ついに完成。ちゃんと写るかな?
⑦ みんなでモデル撮影会も行いました!
⑧ 最後は、本物のカメラでみんなをパシャリッ。