現在位置: トップページ > 児童コーナー催し物ヒント集 > ファイルNo.13「てづくりかがく教室~ガリレオぼうえんきょうをつくろう!~」
更新日:平成27年3月25日
子どもたちの自由研究の一助となるような催しを実施し、科学および科学読み物への関心を促すことにより、図書館の利用促進に繋げることを目的として行いました。今回は、星の研究とその歴史の一端を学べるよう、「ガリレオ式望遠鏡」を取り上げました。当初、一回だけの開催を計画していましたが、募集開始直後から来館・電話が殺到し15分で予約定員を超えたため、二回開催することとなりました。
ガリレオ式望遠鏡の具体的な作り方は、インターネット上で詳しく紹介されているものがあり、参考にしました。老眼鏡とガラスコップは百円均一ショップで購入。お菓子の空筒は、職員からの協力を募りました。材料を用意した後は、カッターを使う作業や、メガネのフレームからレンズを外しておく等の下準備を事前に行いました。また、宇宙像の歴史やガリレオの人物解説等をまとめた配布資料を作成しました。
本番当日の進行は、科学興味への導入として、「宇宙って、どんな姿?」という簡単な4択クイズから始めました。続けて、昔の宇宙像、天動説、地動説の解説と、地動説を唱えたガリレオ・ガリレイの紹介へと繋ぎ、興味と知識を広げました。さらに、現在分かっている宇宙の姿を知ってもらうため、科学絵本「宇宙と地球のおはなし」の読み聞かせを行いました。その後、ガリレオが作った望遠鏡のしくみを知り関心を深めるため、実際に身近な材料を使って手づくりで「ガリレオ式望遠鏡」を工作。完成後、岩手県内の天文台を紹介。そして、会場内に展示していた、イベントの内容に繋がる児童書30冊程度の中から、4冊ほどを中身に触れながら紹介し、貸出に繋げました。夏休みの自由研究の課題解決のために、「レンズはどうやって入手したのか」「どうして大きく見えるのか」など望遠鏡のしくみについての質問を受けたり、展示・紹介した児童書が借りられたりするなど、図書館利用と子どもたちの調べる学習意欲の向上などに繋がったと思われます。