現在位置: トップページ > 児童コーナー催し物ヒント集 > ファイルNo.20「かがみの不思議 ビー玉万華鏡をつくろう」
掲載日:平成30年5月5日
子どもたちの自由研究の一助となり、科学や工作および科学読み物への関心を促すことにより、図書館の利用促進に繋げることを目的として実施しました。今回は、鏡のしくみと歴史を学び、鏡を利用したおもちゃであるビー玉万華鏡を作成しました。
紙筒は蓋に千枚通しでのぞき穴をあけ、ミラーシートは筒に合わせてカットしました。材料は1人分ずつ、装飾用材料と文房具はテーブルごとに配置しました。
不思議な鏡が出てくる昔話『なんでも見える鏡』の読み聞かせでスタート、鏡の世界への導入としました。
水に風景が映る様子や古代の銅鏡などの資料を見ながら鏡のしくみと歴史を紹介。持参してもらった鏡とぬいぐるみを用いた合わせ鏡の実験では、「ぬいぐるみがいっぱい見える!」と子どもたち自ら万華鏡のしくみを発見して報告しあい、楽しみながら学ぶことができました。かがみのえほんも大人気でした。
作り方を確認して作業スタート。ミラーシートを貼り合わせて筒にいれ、のぞき穴の反対側にクッションテープを貼ったビー玉をはめ込みます。低学年児童も根気よく取り組み、自分だけの万華鏡が完成しました。
関連資料のミニ展示とあわせて、カウンターに見本を置いたところ関心を寄せる児童・保護者も多く、受付開始当日に満員となりました。展示資料から選んで借りていく様子も見られ、実際に成果物を見てもらうことで催しへの参加につながるのみではなく、カウンタースタッフへの問いかけのきっかけとなるなど、利用者のニーズを引き出す効果も感じられました。受付〆切後の問い合わせや幼児等には、万華鏡の作り方が掲載された資料を紹介して対応しました。
催し終了後には、親子で熱心に万華鏡をのぞいたり、関連資料を借りて帰る方も多く、身近な材料でできる工作への関心の高さを実感しました。家族での共通の話題を提供し、図書館資料の利用促進につながる機会となったと思われます。