現在位置: トップページ > 児童コーナー催し物ヒント集 > ファイルNo.22「わくわくぴょっこり本~そうぞうしてみよう、どんな本かな?~」
掲載日:平成31年4月13日
年齢別にスタッフが選んだおすすめの本を、一冊ずつ表紙の一部分だけ見えるように包装し、冒頭の一文を貼付して展示。利用者には見えた一部分と冒頭の一文だけでどのような内容の図書か想像しながら借りていただく、というイベントです。内容的には“本の福袋”と似ているところがありますが、手掛かりから中身を想像するワクワク感を前面に押し出しています。
スタッフが一人1冊ずつ選書から包装まで担当しました。選書については、各スタッフがオススメす るものを選び、包装については、それぞれ本の表紙の一部分だけぴょっこり見えるように包みました。一部分だけ見えるように包むのが意外と難しく、見せたい部分が若干ずれることもありました。年齢別に、幼児16冊、低学年15冊、中学年10冊、高学年11冊と、計52冊用意しました。包む素材がスタッフによって様々で、一人ひとり本の包み方に個性が出て、おかげでバラエティに富んだものを用意することができました。
包装の仕上げに、一冊ずつ大吉おみくじと手作りのしおりを入れて封をし、その本の冒頭の一文を書いた紙と貸出処理用のバーコードを貼付しました。
設置場所は、カウンターから少し離れた場所でしたが、図書館外からも目立つところに設置しました。
遠い所にお住まいの方でも参加できるように、貸出は一人につき1冊としました。最初に借りられたのは、幼児向けの絵本でした。その後、中学年向けのものが早めになくなり、高学年向けはなかなか借りられず苦戦しました。
期間中、展示している資料を手に取ったり眺めたりしている利用者の様子が伺えましたが、貸出を一人につき1冊にしたためか、短期間で一気に借りられるのではなく、少しずつじわじわと借りられていきました。それでも、月末を迎えても全て貸出にはならず、数冊残る結果となりました。
「普段手にしない作家の本を読むことができて面白かった」「おもしろそうなイベントだね」と声をかけて頂き、新しい本との出合いのきっかけになったと思います。反省として、利用者に主旨を伝えるのに苦慮し、包装をもっとカラフルなものにするなど、見せ方にも工夫が必要だったかと思います。
今回は年明けに行い、冬休み中の子どもたちが来てくれましたが、名称を変えて夏休み中に"お盆玉"として行ってもよいと思います。