現在位置: トップページ > 児童コーナー催し物ヒント集 > ファイルNo.19「ホワイトふわふわクリスマス」
掲載日:平成30年1月16日
毎年人気のクリスマスイベントです。親子で読み聞かせと手遊びを楽しみ、何か思い出に残るようなものを作れたらと企画しました。クリスマス直前という事で、家にあるようなもので出来るクリスマスツリーを作る事にしました。図書館で作った楽しい思い出となり、図書館利用のきっかけとなる事を願います。
ツリーの飾りには木の実を使用します。秋のうちに木の実を集めておく事になりますが、どんぐりやまつぼっくりはたくさん使いますので多めに用意しておく事をおすすめします。集めた木の実は虫が出てこないように熱湯で煮てから、他の飾りになりそうなものは乾燥させてから使いました。しかし、木の実の場合は水分が多いものが多く、乾くとシワシワになってしまったり、黒く変色してしまったりするため、直前に摘んで用意する事にします。万が一、木の実が集まらない場合でも小枝や綺麗な葉っぱで飾ることができます。今回は、どんぐりのぼうしがたくさん集められたので、フェルトの小さな玉に被せてカラフルなどんぐりを作りました。
材料はひとり分を1セットにして準備します。作品を持ち帰る際にもそのまま使用でき、完成した作品が入れやすいビニール袋を使用しました。中で作品が倒れてしまわないように、底には段ボールを小さく切り中敷きしました。
ツリーの幹となる部分には、8㎝のロール芯を3本使用します。ロール芯の大きさや太さによっては、厚紙の大きさを調整する必要があります。ロール芯はあらかじめ3本を接着しておき、カラースプレーで色をつけました。今回は木の幹に見せるためブラウンを使用しました。
厚紙がない場合は、お菓子の空き箱から切り抜いても作る事ができます。円錐にした厚紙の端をホチキスで留め、針に手がひっかかる事がないよう、上からテープで保護します。ロール芯と厚紙の接着は時間がかかりますが、円錐の内側にティッシユをつめておく事でツリーが安定し、時間を短縮することができました。
雪が積もる中、全体で54名の方にご参加頂きました。小学生から幼児と参加者に年齢の差があったため、絵本を選ぶ際はテーマにそったものの中から、幼児向きなものと少し長めのおはなしを選びました。おはなしの間には手遊びを挟みます。頭を使う手遊びでリフレッシュされたら、クリスマス前にぴったりの『こびとのくつや』の絵本を見て、季節を感じてもらい、こびと達がくつを作るおはなしから、工作への流れをつくりました。
今回は、木の実やビーズなど自由に使える飾りがあるため、動線を考え、子ども達にはグループに分かれて座ってもらい、材料はグループごとに使ってもらう事としました。
工作のなかで一番時間をとられるのがボンドを使った接着の部分でした。この工作の一番の楽しみは飾り付けにあると思います。そのため、ボンドが乾かないうちに待ちきれず飾り付けを初めてしまうと、作業途中でツリーが倒れてしまい作品がボンドだらけになってしまいます。イラストがある紙皿は特に光沢があるものが多いため、普通の紙皿よりも接着に時間がかかってしまうので、紙皿選びも工作をうまく完成させるポイントになります。