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「いわての歴史シリーズ」は、普段閲覧や利用が困難な貴重書庫に収蔵されている資料を中心に紹介した企画展です。平成19年度「絵図を描いた人々」、20年度「心の記憶を映す拓本」、21年度「新渡戸仙岳-郷土を愛し、心を守り伝えた人-」に続き、平成23年度からは、岩手の自然とそこに暮らす人々に関する資料を取り上げるシリーズ「いわてに生きる」を開始しました。
これまでに開催された「いわての歴史シリーズ いわてに生きる」をご紹介いたします。
なお、平成19~21年開催分については、「いわてに生きる① 海とともに」の「いわての歴史シリーズ」のページをご覧ください。
岩手は自然豊かな土地で、私たちはその恩恵を受け生きてきました。しかし歴史的に見れば、幾度となく自然災害に見舞われるなど、時にはその過酷さに、人間という存在の小ささを思い知らされることもあります。それでも私たちの祖先が、その度ごとに立ち上がることができたのは、岩手の自然が豊かで温かなことも知っていたからであり、だからこそ、この大地で何千年と命をつなぎ続けることができたのです。
当館が所蔵する古文書等の資料から、「海」に関する資料を集めて展示し、海に寄り添い生きてきた岩手の人々の姿を浮かびあがらせます。
岩手の自然豊かな山は、古くから人々に多くの恵みを与えるとともに、その美しい景観は、芸術・文学の題材となり、信仰の対象ともされてきました。悠久の時を経てたたずむ山々は、地域のシンボルともなっており、その精神的価値の大きさは計り知れないものがあります。
「いわての歴史シリーズⅤ いわてに生きる② 山とともに」では、山に関する古文書等を紹介し、山に寄り添い生きてきた岩手の人々の姿を浮かびあがらせます。
北上山地に源を発する多くの河川に恵まれた岩手の人々は、古くからその恩恵を受け、生活を営んできました。母なる川は、太古より大地を潤し自然の恵みを与えるとともに、さまざま文物をもたらし、それによって歴史と文化が育まれてきたのです。
「いわての歴史シリーズⅥ いわてに生きる③ 川をゆく」では、川に関する古文書等を紹介し、川に寄り添い生きてきた岩手の人々の姿を浮かびあがらせます。