岩手県立図書館では、所蔵する古文書等を紹介する「いわての歴史シリーズ」を、これまで6回にわたり開催してまいりました。さらにその中で、岩手の自然とそこに暮らす人々に関する資料を取り上げるシリーズ「いわてに生きる」を展開し、今回はその4回目として、「街道」をテーマとしました。
人々の生活を結び、物や情報を運んだ道の歴史は古く、人類の歴史そのものとも重なります。江戸時代には、幕府・藩の統治下で江戸と各藩城下を起点に、街道の整備・開発が進みました。庶民の旅が盛んになった中期以降は、社寺参詣の旅人らによる賑わいも見られるようになりました。
「いわての歴史シリーズⅦ いわてに生きる④ 街道を歩く」では、江戸時代の街道や旅・名所に関する古文書等を展示し、豊かな自然の恩恵を受けながら、その中に道を切り拓き、生活を営んできた岩手の人々の姿を浮かびあがらせます。郷土の歴史や豊かな自然について改めて見直し、理解を深める機会となれば幸いです。
企画展「いわての歴史シリーズⅦ いわてに生きる④ 街道を歩く」をインターネット上でもご覧いただけるよう、内容の一部を公開しています。電子版目録・図録として、企画展のデジタル版として、お楽しみください。